『地域の痛苦を、復興なかばの現実を、わたしたちはどう・・・』

<2016年11月23日(水)>
『地域の痛苦を、復興なかばの現実を、わたしたちはどう共有しよう』
 「『つなみ! にげて!』『すぐにげて!』。かつては考えられなかった、こういう強い調子のアナウンスは東日本大震災の教訓から生まれた」。「春秋」(161123)は、原発取材で福島県いわき市のホテルに泊まっていた者の話を伝える。「東京で体験した3.11の揺れよりずっと激しかった。電気ポットが飛んだ。バスタブの水があふれ出た」。「11階の部屋で死の恐怖を感じた。いまだにそれほどの出来事に見舞われる地域の痛苦を、復興なかばの現実を、わたしたちはどう共有しよう。」
 6時ちょっと前、自室の机に向かっていた私は、めまいを催したのかと思った。昨日の朝は、のどの痛みで十分な睡眠がとれず、眠く体調も良くなかった。しかし、そうではないことをスマホが知らせてくれ、慌てて今のテレビをつけた。それからずっと、その放送が続いた。大丈夫だろうか、あの3月11日のような映像は見たくない。リアルな映像は、見たくない。自分が見ていたって何の役にも立たないであろうが、心配で画像を見続ける。港に車が張って来る画面が映る。思わず、何やってるのだ、早く、高いところへ行け、と独り言。まずは、昨日は大きな津波がなく良かった。復興なかばであり、まだ余震は続く。今、そしてこれから、この現実を共有し、何をしなければならないか、各自、考えよう。(JN)