『多様性では周回遅れのこちら側なのだが、穏やかではいられない』

<2016年11月12日(土)>
『多様性では周回遅れのこちら側なのだが、穏やかではいられない』
 「米連邦最高裁ソニア・ソトマイヨール判事は米国の多様性と可能性を体現した女性だ」。しかし、「春秋」(161112)は「もし『トランプ派』が増えるようなら彼女の存在感も薄れるかもしれない」と心配する。「7年前、ヒスパニック(中南米系)で初の判事となるこの人を指名したのは、就任まもないオバマ大統領だった。いつの時代でも保守派とリベラル派がせめぎ合う連邦最高裁だ。トランプ次期大統領は、まずはそこに自分好みの判事をあてがうのではないか。多様性では周回遅れのこちら側なのだが、穏やかではいられない。」
多様性に無縁のような日本、常に皆と同じであることが大事なのである。ルールに従って、同じ格好で、同じ方向を向いて、同じものを食べる。まるで、スターウォーズの帝国軍のクローン兵のようである。この兵の親方の米国から多様性への理解が低くなれば、日本の多様性への前進も止まるのであろうか。米国のスピード後退で、周回遅れから脱するのであろうか。 (JN)