『現今最良の「身の内の財」を次世代に引き継ぐ教育の原則』

『現今最良の「身の内の財」を次世代に引き継ぐ教育の原則』<2021年1月29日(金)>
 来年度から小中学校のデジタル教科書の本格的試験活用に『余録(210129)』は思う。「『倉の内の財は朽つること有り 身の内の財は朽つること無し』。・・・『実語教』・・・この書物は平安時代末期に書かれたという。江戸時代に最も普及した・・・昨今の教科書とは年季が違う。『他人の愁いを見ては即ち自ら共に患うべし』もその一節。・・・『学問のすゝめ』に引用・・・古代から現代へ続く『教科書』の姿が変わりそうだ・・・デジタル化である。・・・文字の拡大や、音声による読み上げなどができるタブレット端末の教科書には多彩な活用法があろう。・・・実語教を引いたように、どちらかといえば古い知恵を宿して手あかに汚れる本に親近感のある小欄だ。デジタル化の長所は認めるが、現今最良の『身の内の財』を次世代に引き継ぐ教育の原則は忘れないでほしい」。
 (JN) 使い勝手からすれば教科書をタブレットにしたい。通学の本の量からしても、有難い。教科書にいたずら書きができなくなり、ノートの活用が活発になろうか。でも、子供たちの目は大丈夫だろうか。最近の子供たちの視力の衰えや睡眠への影響はどうなのか。技術革新、改善されて行くのであろうか。
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