『思考停止とおぼしき巨大学校法人の行方は身内が・・・』

『思考停止とおぼしき巨大学校法人の行方は身内が想像する以上に多難だろう』<2018年5月31日(木)>
 「かわいがる」「はまる」、『春秋』(1805031)は「閉鎖社会はしばしばこういう暴力を生み、それを指す独特の隠語も生まれる」と。そして、「あきれるほどの悪手を積み重ね、・・・この期におよんで前監督は『謹慎中』だが常務理事の職にとどまり、相撲部総監督でもある田中英寿理事長は公の場に姿を見せてさえいない。まれにみる神経の太さはいったい、どこからくるのか。コワモテ首脳部がつくりだした泥沼にはまり、思考停止とおぼしき巨大学校法人の行方は身内が想像する以上に多難だろう」と。
 (JN) 大学生のクラブ活動での監督などの横暴に、二十歳を過ぎた大人もいるのにそれに抵抗ができない。否、大人社会になるほど抵抗ができないのかもしれない、組織の上下関係。組織の作り出した上下関係・力関係は、その組織があって成り立っている者には、なかなか変えることができない。今回の日本大学は今回の事件のおかげで、問題点が出てきたが、なんとかアメフットの問題だけで終わらせようと思っていることであろうと皆様もお思いでしょう。外部から言うことはできても、変えるのはその構成員である。50年前の1968年に日大の進歩的学生は立ち上がったが、2018年は何があるだろうか。教職員から動きがあるだろうか。巨大組織は何とも思わないのか。