『何かを訴えたい。とにかく目立ちたい。そんな若者・・・』

『何かを訴えたい。とにかく目立ちたい。そんな若者にとりロックとギターは格好の手段だった』<2018年5月13日(日)>
 米ギブソン社の「経営破綻の報に接して感慨にふけった人たちも多いのではないか」と『春秋』(180513)。「『レスポールモデル』はジョン・レノンなど世界中のミュージシャンが愛用した。・・・同世代に向け何かを訴えたい。あるいは、とにかく目立ちたい。そんな若者にとりロックとギターは格好の手段だった。今その地位はヒップホップ音楽がとってかわる。主役はリズムに合わせて詩を叫ぶラップや切れのいい踊り。背景の音はパソコンで作り、時に既存の曲や街の雑音も切り貼りする。・・・『誰も聞いたことのない音楽を聴きたい』。レス・ポール氏は・・・そう語っている。古い楽器産業を悩ませる若い音楽の台頭を面白がっているかもしれない」。
 (JN) 最近の若者の音楽傾向に無関心になってしまい、事情が分からない。もう、世の中はエレキではないのか。半世紀前は、西洋からロックとグループサウンズに浸っていた。その時のレコードアルバムは、倉庫に眠っている。カントリー・ロック、ハード・ロック、メタル・ロックなどを種類はどんなのがあったろうか。その後、プログレッシブ・ロックに引き込まれて行き、なぜかそこでロックから遠ざかっていた。人それぞれ、そして年代それぞれで、心の拠り所が動いて行く。そして、技術も変化し、様々なものがまた生まれ、それに従い消えていくものがある。しかし、会社は破綻しても、ギターが消えるわけではなく、記憶と記録は残り、私たちを楽しませる。