『「世界温泉地サミット」が初めて開かれる』

『「世界温泉地サミット」が初めて開かれる』<2018年5月21日(月)>
 別府にて5月25日から「世界温泉サミット」が開かれる。『余録』(180521)は漱石の温泉好きをまず紹介する。「『坊っちゃん』の愛媛・道後温泉、『草枕』の熊本・小天温泉、『明暗』の神奈川・湯河原温泉……。漱石が大分の別府温泉にも行ったかどうかは別として、25日からここで「世界温泉地サミット」が初めて開かれる。温泉のある国内外の自治体代表らが参加し、観光や医療、エネルギーをテーマに議論する。・・・小天温泉が舞台の「草枕」にもこうある。『智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい』。昔よりストレスの多い現代社会なら、なおのこと温泉の効用がありがたい。
 (JN) 温泉は良い。なぜだろう。温泉のお湯を自宅の風呂に入れて浸かってもその効果は今一である。どこかへ行き、ゆっくりする。そして、お湯に効能がある。これが良いのだろう。社会人になるまでは、温泉というものを意識しなかったが、労働ストレスを感じるようになり、温泉へ行くようになったか。否、昭和のころは、温泉に行くのも仕事、団体が多くゆっくりとはできなかったのではないか。少々、リフレッシュを味わえたのは、出張の帰りに一人で寄る温泉であったろうか。でも、当時の旅館は団体優先で、一人客が安いところを取るのを苦労した。従って、「坊ちゃん湯」のような外湯は有り難かったが、あそこも混んでいてゆっくりと言う感じではなかったろうか。平成が進み21世紀になり、温泉事情も変化して家族でのゆっくりした温泉旅行ができるようになった。そして、次の時代の温泉はどのようになるのでしょうか。まあとにかく、温泉は良い。