『平成35年6月×日まで有効』

平成35年6月×日まで有効』<2018年5月15日(火)>
 運転免許証を書き換えた、『春秋』(180514)の筆者、「平成35年6月×日まで有効」、「どうもリアリティーのない有効期限である」と。「政府は当初、早い段階での新元号公表を考えていたようだが方針を変えた。来年2月下旬以降になるという。あまり早いと社会の関心が新天皇に向かい、二重権威の状況が出現する。新元号をめぐる論評が改元前から飛びかう。こんな心配が公表を遅らせたらしい。たしかにそこは微妙で、新元号を決めたとしても免許証に記載できるかどうか。昭和の生年月日のあるカードを手に、かつてないかたちでの世変わりをつくづく思う」。
 (JN) 103歳で亡くなった祖母は、明治、大正、昭和および平成と4つの時代を生き抜いた。その間に、大きな戦争や地震などもあった。子供のころ、おばあちゃんは明治42年生まれだから、今何歳だ。単純に、M、TおよびSの年数を足せばいいわけではなく、わかりにくいと子供心に思っていた。12月31日で切りよく終わらない元号は、こどのにとって疑問であった。自分も、今後は、S、Hおよび?の3つの元号を考えねばならない。じいちゃんの歳は幾つだ、と孫と計算するもの大変である。西暦ならば簡単であろうし、その都度の混乱がない。この元号、今後も使うだろうが、これはガラパゴスである。使い方を上手にしたい。昭和は遠くになって行く。