『ちゃんと書いてあったでしょう』

『ちゃんと書いてあったでしょう』<2018年5月18日(金)>
 「細かい印字により、あまり読まれぬようにした文章」、それを「ファインプリント」と言うと、『余録』(180518)は伝える。「つまり契約書などで目立たないように記された細目やただし書きで、契約者に不利な制限や条件が盛り込まれている。・・・法律や契約書で本来の内容を実質的に無効にしてしまうために忍び込ませるペテン条項という意味がある。『○万円以上お買い上げの方』や『効果は個人差があります』という小さな断り書きが……この手のファインプリントを消費者庁は「打ち消し表示」と呼んでいる。スクロールが必要なスマホの小画面では、なおさら目から遠ざけやすい打ち消し表示である。『ちゃんと書いてあったでしょう』、つかまされた方は、消費生活センターにご相談いただくのがいい」。
 (JN) 昔は、保険の定款が字が小さかった。よく見ろと言われた記憶がある。でも、私は面倒くさがり屋であるので、まず読まない。であるから、とても危険である。これが紙ではなく、スマホの中になると、もうチチャイどころではない。見えない。だから、良い話には乗らない。世の中、説明だらけで、わからない。何を信じてよいのか。確実な情報に基づき、行動をせねばならない。甘い誘惑に乗せられてはならない。また怪しいものを許してはならない。私だけは大丈夫と思ってはならない。悪い奴らに引っかからないには、自分の心の弱い奴の言葉に引っかからないようにしなければならない。