『「日本では横断歩道では車は止まりません」と・・・』

『「日本では横断歩道では車は止まりません」と外国人に周知してほしい?』<2017年11月19日(日)>
 「日本に来て、とまどったことのひとつは、日本は『信号機のない横断歩道は車優先』ということだ」。『天声人語』(171119)は、名城大准教授のマーク・リバックさんの投稿を紹介する。「東京五輪の年には多くの外国人が来日する。不幸な事故が起きぬよう歩行者優先を徹底してほしい。そう訴えた」。また、日本交通心理学会の太田博雄会長の言葉を紹介する。「お上を意識して動く。そんな日本社会の特徴が出ているのではないか」。「『日本では横断歩道では車は止まりません』と外国人に周知してほしい。リバックさんはそんな提案もしている。きわめて合理的である。そして情けない話である」。
 (JN) 自分たちの倫理観の貧困を認めなければならない。というより、まだ生きるのに必死から抜け切れていないのか、日本人はせこいのである。みみっちい。明治の時代で一等国を目指し産業の発展を目指した。それが戦争を生み、国民へは奴隷的精神を押し付け、その貧困敵の精神状態から抜け出せない。それが例えば、のマーク・リバックさんに指摘にも表れている。自分の歩くコースに信号のない横断歩道があり、そこで渡ろうと状況を見ていて待っていてもなかなか車は止まってくれない。でも、面白いことに朝の忙しい時の通勤と思われる自動車は止まってくれることがある。忙しい人の方がお互いさまの気持ちがあるのか。太田博雄さんの言うように、基本的には日本社会は目に見える規則には従う。規則よりも、倫理に基づく行動ができないのは、家庭教育、社会教育、学校教育の貧困か? なぜであるか。どうすれば良いか。全ての横断歩道に信号を着けますか?