『「王者コシヒカリを上回るコメがどうしても必要だ』

『「王者コシヒカリを上回るコメがどうしても必要だ』〈2017年11月16日(木)〉
 「この数年、名前も斬新なブランド米が続々と誕生している」と『天声人語』(171116)は、その現状を考える。「新之助」「つや姫」、「青天の霹靂」、「ゆめぴりか」。「米離れが進み、稼げる米の開発が各地で急がれた。福井農試は6年前にポストコシヒカリ開発部を立ち上げた。ひもじさや栄養不足が国家的課題だったころと違い、当節は炊きあがった時の輝きや名前の響きまで問われる。五感のすべてに訴えた品種こそが勝ち残るコメ新時代である」と。
 (JN) おいしいお米ができることは大変にうれしい。しかし、お米がおいしいので食べてしまう。年を経るごとに体重が少しずつアップして行くので、夜はなるべくお米を食べないようにしている。とにかく、お米だけで食べられてしまうというこのお米はかなりの贅沢食品ではないか。このためにどれだけの経費が掛かっているのか。どの程度保護されているか、勉強不足で知らないがお米対する補助はどのくらい出ているのか。お米が国の宝なら、おいしく、そして国の保護なく消費者に愛されるものにしなければならないのではないか。様々な土地柄のおいしいお米は旅の楽しみでもある。夏休み福井の方へ行き、日頃の遠慮の反動でずいぶんお米を食べた。このおいしいお米が日本の農産物の柱となるために、経済的に効率の良い農業生産から流通を改善したい。そう、それは二十歳のころの思いでもあった。