『上野など東京の下町かいわいは「街並みが新鮮」・・・』

『上野など東京の下町かいわいは「街並みが新鮮」だと人気上昇中だ』〈2017年11月8日(水)〉
 「上野の山に立てこもる彰義隊を攻める官軍が、本営を構えたとされる呉服屋がある。店名は松坂屋」。『春秋』(171108)は、「先週末、そんな老舗店が大きく姿を変えた」と。「上野松坂屋の歩みは企業買収・合併の歴史でもある。18世紀後半には江戸進出を狙う尾張の名門、いとう呉服店が買収。江戸にとどろく店名はそのまま残り、後に社名にもなる。・・・大丸・・・パルコ・・・経営者や所有者がかわっても、力と運のある店や事業は生き残る。改めてそう感じる」と。
 (JN) 国も街も会社も家も、生き物のように生成発展没落を繰り返す。そのサイクルは様々である。また蘇る場合もあるが、それは外見がそう見えても中身は違うものになっている。松坂屋が栄えていた時と、今は違う。ドンドン新しい経済に我々は流されて行く。上野、日本橋、銀座はどうであるか。新宿、渋谷、池袋はどのように変化したか。興亡を繰り返す都市のエネルギーはどこから来るのであろうか。その中で、老舗はどのように生き続けるべきであるか。名を残し、体は変わっていくしかなかろう。そういえば、先週は、銀座6丁目に行ったら、松坂屋銀座店跡の碑をみた。そこは「Ginza6」だったろうか。その前にはユニクロがあった。世はドンドン変化をして行く。