『大根は冬の食卓の「千両役者」』

『大根は冬の食卓の「千両役者」』<2017年11月21日(火)>
 「きのう、関東地方は強い寒気の影響で今季一番の冷え込みとなった」。『筆洗』(171121)は「『うまいな。(中略)おぬしがひいきにするだけのことはある。躰中が一度にあたたまってきたぞ』、池波正太郎の『鬼平犯科帳』の『のっぺい汁』」から大根へと話を展開する。温まる話である。「煮てよし、漬けてよし。大根役者とはどのように食べても食当たりしにくい大根の性質と、・・・用途が広くビタミンC豊富な大根は冬の食卓の『千両役者』。残念ながら、今年は台風や天候不順の影響で、大根の値は少々お高いと聞く。なんだか、また、寒くなってきた」と。
 (JN) 大根は身近なお野菜で、毎日食べているのでなかろうか。四季を通じて、どこへ行っても出てくるのが大根であろうか。高級料亭から大衆居酒屋まで、日本の料理には欠かせない。そして、我が家の食卓にも欠かせない具材である。昨夜は冷え冷えしていル中を帰宅して、暖かい夕食の味噌汁は体に染み渡った。大根は個性を持ちながらも、他の具材を活かせる正に「千両役者」である。「千両役者」にはいくら払っても良い。今日は、どんな料理に大根が入っているであろうか。無いかな。