『戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心・・・』

『戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない』<2017年11月3日(金)>
 「きょうは、日本国憲法の公布を記念しての『文化の日』。そして、あす四日は、ユネスコ憲章が発効した記念の日。憲章の前文には、アトリー首相の精神深く刻まれている」と『筆洗』(171103)は、アトリー氏の言葉を紹介する。「『争とは結局、人の心の中で生まれるものではありませんか?』彼は続けた。『一般の人々の心が、非常に重要とされる民主主義の世界に、我々は生きています。しかし、民主主義は、それ自体で、戦争を容易に起こさせないという防御物であるという保証はありません』」。
 (JN) 何で人は戦いを起こすのか。愛のためか。欲望か。一対一から国家間まで、日々、傷つけ合いが続く。人の心のどこにその因子があるのか。これは哲学者も科学者も突き止めていない。これは私たちのエネルギーの源を如何に、方向づけるかなのだろうか。他人は自分を理解してくれと信じても、それを要求して、押しつけてはならないのであろう。その互いの妥協点を見出すのが民主主義であろうが、その理解度が異なるので、摩擦が生じる。どうすりゃいいのよ思案橋であるが、その橋が「平和のとりで」であろうということですか。でも、「とりで」は戦うための城でしょう。それが平和を守れるのか。答えはどこにあるのだ。