『軍拡がさらなる相互不信を呼ぶ』

『軍拡がさらなる相互不信を呼ぶ』<2017年3月20日(月)>
 「トランプ米政権は二〇一八会計年度予算教書で国防費を前年度から10%増額するとボールを投げる。中国は中国で一七年度国防費の伸びが前年度実績比で「7%前後」になるとにらみ返す」。「筆洗」(170320)は軍事力増強を「緊張のらせん階段に両国は足を踏み入れていないか」と訴える。それは「鉄腕アトム」の「地上最大のロボット」の運命を比喩にとる。「『ロボットが力比べなどして何になる?』『ほんとに世界一のロボットとは正しく、そして賢く世界のためにつくす者をいうべきなのじゃ』」。
 (JN) 軍拡の不毛さをまた繰り返す愚かさの結果はどうなるのであろうか。大国から北朝鮮、そして平和憲法の日本まで、軍事費増強が進む。バターか大砲か。その選択、為政者は大砲を選ぶのはなぜであろうか。やはり、地上最大のロボット「プルートウ」は私がつくったとしたいのであろうか。何かを守ろうとして軍拡する。見えざる手の誘導で、軍事費が生産可能曲線の範囲を埋めていくのであろうか。鉄腕アトムは夢で、アトミックボムが世界を制覇するのか。人類や地球上の生命はいつまで生き続けていけるのか。