『「富岡は負けん!」、来月1日、避難指示が一部解かれる。』

『「富岡は負けん!」、来月1日、避難指示が一部解かれる。』<2017年3月30日(木)>
 冨岡町、「4年前と比べると確かに復旧してきたが、雑草が茂り、荒れ果てたままの家屋も少なくない。町を再びつくり直し、未来につなぐ苦労は計り知れない」と「天声人語」(170330)は、更に続ける。「冨岡は負けん」、いまの横断幕は2代目だ。「『戻る人も戻らない人も、それぞれが幸せと安らぎを取り戻してほしい。その形が変わっていても』。歩道橋を元の状態に戻すため、幕は取り外される。それでも、負けずに歩もうとする人々の胸に残り続けるはずだ」。
 (JN) 私たちは被災地に何ができたであろうか。そういう言い方は何だか気取っている。そうではなくて、皆で生きていくために手をつないだのであろうか。本当に絆ができたのであろうか。絆は見えないものかもしれないが、もっと見えることができないであろうか。そういうお前はどうなのだ、否何もできていない。何も見えることができない。心配をすることが役に立つわけではないが、心配するだけである。冨岡の人たちは負けないというが、大丈夫であろうか。負けないであろうが、原発の事故の後をどうするのだ。