『通信は民主主義のいしずえだ。デマや風評を運べば、・・・』

『通信は民主主義のいしずえだ。デマや風評を運べば、国の行方をあやまる』<2017年3月18日(土)>
 函館戦争の首謀者の榎本武揚は際、日本発の選挙で「北海道共和国」の総裁となった。その榎本は、オランダで学んだ。彼の下宿にはモールス電信機を備え付けたと。「その通信の子孫がオランダを揺さぶった。たやすく発信できる交流サイトなどが勢いづく。極右・自由党の党首は『オランダのトランプ』とよばれ、この方式で反移民などの過激な情報を流す」。「春秋」(170318)は「通信は民主主義のいしずえだ。デマや風評を運べば、国の行方をあやまる。150年で技術はすばらしく進化した。やっかいな落とし穴も広がった。かつてない用心がいる」と述べる。
 (JN) 単なる個人がこのメッセージのように勝手に世の中でになんでも発信できる。そして、世界中の発信情報を得ることのできる自由な社会となった。だが、当方の話で恐縮だが、このネット社会になってからは簡単に様々な情報を得ることができるようになり、あちらこちらを調べて考えることが無くなっている。しかも、自分の都合の良い情報を根拠も調べずに受け入れようとしてしまう。聞こえの良いわかりやすい言葉に引き寄せられる。私たちには、この情報通信に限らず、安易な甘いものに弱い。その弱さを如何に理解して、自分のための情報を取り入れていくか。情報通信技術は更に発展を遂げていく中、人間自身も成長をしていくために自己努力が必要だ。