『大切なのは患者との信頼関係だ』

『大切なのは患者との信頼関係だ』<2017年3月16日(木)>
 「スターツル教授の訃報を聞き、ピッツバーグの街並みを思い出した」と「春秋」(170316)。米ピッツバーグ大の付属病院をお邪魔し「驚いたのは、患者に対する情報提供の徹底ぶりだ。小児病棟では、おなかを開けるとリアルな内臓模型が出てくる『ザディーちゃん人形』を使い、子どもの患者に手術の手順を説明していた。当時、脳死での移植が行われていなかった日本の実情を話すと、病院のスタッフは『大切なのは患者との信頼関係だ』と話した」と。
 (JN) 病院によってだが、ここは患者のための組織ではないと感じるところがある。そういうところは、何のための病院なのであろうか。なぜ、そういう病院が存在してしまうのか、理由は様々あろうが、我々患者側にも問題があろう。「患者との信頼関係」とピッツバーグ大学病院のスタッフが述べているように、双方の信頼関係には何が必要なのであろうか。その信頼は、ただ無闇に医者を信じるということではなく、この先生は間違えないという調査の上の選択をしての信頼である必要があろう。勿論その前に、医者は患者をどう考えているか、そこは問われるところである。