『除染で削られた土だろうか、黒い袋が積み上がっている。・・・』

『除染で削られた土だろうか、黒い袋が積み上がっている。町内のコンビニは作業の人たちでかなりの繁盛のようだ』<2017年3月2日(木)>
 楢葉町が、避難指示解除されたのが1年半前、町民7千人余りのうち帰還したのは1割。そんな状況の中で戻った古市貴之さんの話を「天声人語」(170302)は紹介する。「戻ったのは『意地』だ。『ふるさとがこのままでは悔しい。帰ってくる人たちを支えたい』。しかし『どうぞ戻ってきて、と強く言う気にはなれない』」。そして、思う。「この春、浪江町など四つの町村で避難指示が解かれる。安堵だけでなく、不安や迷いが伴う道のりである。」
 (JN) 放射の汚染した地域に、若者は戻って行くであろうか。避難指示解除されたけれど、本当に大丈夫なのであろうか。私たちには、放射能に対する確りいした知識もなく、御国の言葉を信じるしかないのであろうが、どうであろう。不安でいっぱいである。大丈夫ならば、まずは大丈夫だと言っている責任者たちが復興活動をそこで行うべきであろう。そこで、安全とインフラを完備した上で、住民を呼び戻すべきであろう。そして、若者も。街は若者がいなければ衰退して行く。