『日本化学会は貴重な化学資料を認定する「化学遺産」に・・・』

『日本化学会は貴重な化学資料を認定する「化学遺産」に蚊取り線香に関連する工場や製造装置を選んだ』<2017年3月9日(金)>
 「人間にとって最も危険な生物」とは、「筆洗」(170309)は問いかける。「人間は危険度二位。人間より怖い一位は蚊。危険な感染症を媒介する『吸血鬼』は年間、約七十五万人の人間の命を奪っている。蚊との闘いで長きにわたり人類に味方した方法が栄えある日本化学会の殿堂入りしたのが、蚊取り線香に関連する工場や製造装置。愛らしき白い花の植物に殺虫効果があることを人類が知ったのは十四、五世紀のことと伝わる。誰かがたまたま除虫菊でたき火をし、その効果に気づいた。神様はときどき人間に味方し、ひらめきを贈ってくれるようだ。」
 (JN) 子どもころの夏は蚊との闘いであった。蚊取り線香は、庶民の夏の必須。蚊取り線香のあの匂いはどこへ行ってしまったのか。河川や下水の整備が進み、ボウフラが発生しなくなったのか。家の窓は小さくなり、網戸も確りして、家の中に蚊が入って来なくなった。それに電気蚊取りが使われるようになった。夏の野外活動でも、蚊取り線香より、虫よけスプレーであろうか。日本の夏も変わってしまった。ぶーちゃんからの煙が懐かしい。夏になったら縁側にて、団扇パタパタ、蚊取り線香の臭い、一献やりますか。