『福島県葛尾村で、一部区域を除いて避難指示が解除される』

福島県葛尾村で、一部区域を除いて避難指示が解除される』
 6月12日に福島県葛尾村の一部区域を除いて避難指示が解除された。でも、戻って良いのか、「余録」(毎日/16/6/12)は「チェルノブイリの祈り」を紹介し、「帰るのか、帰らないのか。その判断を迫られること自体の理不尽さ。ベラルーシの村でも葛尾村でも、土地に根付いた暮らしが脈々と営まれてきた。それは原発が造られるはるか昔からのことだ」と訴える。
 放射能の影響は未知である。これまでの経験が70年を経ても、その後の世代を超えた影響がどうなるのか。福島第一原発の地域では、その被爆した土地がどうなるのかとともに、今もの現存する原発が大丈夫なのか。ブラジル・シンドロームになりはしないのか。不安な状態で、大事な郷土に戻りたくても戻れない。生まれ育ったこの地に帰りたいが、国や東電は真相を明確にせず、隠していることがまだあるのではないかと、心配である。安心して信じられる情報が欲しい。安心して住める故郷を返して欲しい。(JN)