『#銃口が』

『#銃口が』<2023年6月12日(月)>
 6月11日の「傘の日」に『金口木舌(230611琉球新報)』は、沖縄に必要な傘を思う▼井上陽水さんの「傘がない」。歌詞では社会問題や空から落ちる雨に目を向け「傘がない」「君に会いに行かなくちゃ」とつづる。陽水さんはどんな思いを▼ウェザーニュースの調査によると「弱い雨でも傘を差す」という人は東京の73%に対し沖縄は48%。沖縄の人は、少しなら雨にぬれても平気と割り切っているようだ▼沖縄の空から降るのは雨だけではない。米軍機の騒音や部品、時には機体そのものまで。県民は被害から逃れられず「傘がない」状態だ▼その場しのぎの「傘」ではない。どんな時でも安心して過ごせる平穏な日常だ。空から降り注ぐ被害におびえて「傘がない」と嘆く日々は終わりにしたい。
 (私たちは)米国の軍力の傘に守られていると言われる。そのために、沖縄には米軍基地が多くあり、そこからから発生する公害に苦しんでいる。また、有事の際には対戦国から狙われる場所となろう▼東京の多摩地域にも大きな基地があり、日本の心臓部に銃口が向けられているのか。近隣の仮想敵国も、ここに銃口を向けているか。危険な傘である。
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