『#司書の処遇改善を』

『#司書の処遇改善を』<2023年6月15日(木)>
 図書館司書の処遇の改善を『春秋(230615)』は思う▼昨年11月に出版された「司書名鑑」。各地の図書館を裏方として支える31人へのインタビュー集である▼岩手県紫波町図書館の手塚美希さんは、本屋も鉄道もない秋田県の過疎の村に育った。あらゆる情報があって老若男女が集える。そんな図書館をつくろうと司書を目指した▼全国の公立図書館は3300館を超す。近年は地域の記憶を記録、町の「集会所」の役割も果たす▼公立図書館職員の76%は非正規の雇用。日本図書館協会が今月、処遇の改善を各自治体に要望したと発表した。日本では司書が単純労働の非専門職種と考えられがちなことも背景にあろう。彼らの人生の物語の続きが不安定な雇用や低い待遇であってはいけない。
 (私は)数か所の公立図書館の世話になっている。どこの図書館も司書等親切である▼図書館は、開館の日時を役所のようにはできない。休日や夜の時間帯が利用者の時間である。そのためには、外部委託や非正規雇用者に頼ることとなっていいるのだろうか。しかも、予算は少なく処遇が良くないと。改善を。
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