『#時間の感覚』

『#時間の感覚』<2023年6月8日(木)>

 10日の「時の記念日」を前に『水や空気(230604長崎新聞)』は時間を思う▲シチズン時計が、働く400人に「待ち時間」にまつわる意識調査をした。5年前の同じ調査と比べ「気長」になったと▲ランチの料理、イライラせずに待てる限度は、5年前なら「10分」が多数派で、今年は「15分」が最も多い▲役所の窓口、スーパーのレジ、「待ってもいい時間」が5年前より延びた。コロナ禍で時間の感覚が変わり、待ち時間もスマートフォンを触っていればやり過ごせることなどが理由に挙げられる▲人それぞれ、待ち時間の使い方が分かってきて「効率重視派」が増えたのだろうか。録画や配信の映画を早送りで見る人が少なくない時代、コロナ後は“のんびり派”が占める社会に-とは、なかなか言い難い。

 (私は)どうだろうか。確かに、レジの待ち時間、スマートフォンをいじっている。気が長くなったわけではない▲腕時計をせず、とにかく時間を見ないようにしている。どうしようと、生活圏の時間に流されて行くのである。イライラしても時間は変わらない。時間は私を加齢の国へ流して行く。時間のない国はないのか。残念ながら、夢の国にも時計がある。

#時の記念日 #待つ #イライラ #のんびり #効率重視