『#人はパンのみにて生きるにあらず』

『#人はパンのみにて生きるにあらず』<2023年6月22日(木)>
 公立図書館を『国原譜(230621奈良新聞)』は思う。公立図書館が設置されていない市町村は全国の2割以上、市を除いた町村に限ると4割を超える。筆者の住む町の図書館、近隣町に比べ質量とも著しく劣っている。人口減が課題であり若い世代の流入を目指しているが、図書館がこのままでは前途は明るくない。県全体の人口は減少しているが、県内でも人口増または微減にとどまっている自治体は図書館運営が充実しているところが多い。社会の不公平や不正を訴える社会派推理小説家・松本清張の全集が中学の図書室にあって、夢中になって読んだ。新聞記者になった原因の一つだ。読書は人生に大きな影響を及ぼす。教育無償化や子育て補助金も大切なのだろうが、人はパンのみにて生きるにあらず。
 (私は)子供のころ本を読むなど面倒で、地図帳以外は視界の外であったが、何の切っ掛けか本を読むようになった。本を一つ読むと、知りたいことが増える。それを満たしてくれるのは図書館であった。いまはWebサイトがその代わりなのか。どうなのだろうか。この本の迷路の中から自分の楽しみを見つけてほしい。
#公立 #図書館 #人口減少 #不公平 #記者