『#東北のタマネギよ』

『#東北のタマネギよ』<2023年6月14日(水)>
 タマネギの収穫を『談話室(230613山形新聞)』は思う▼14世紀の欧州でペストが流行した際、感染を防いだとして全土に広まったという。日本では明治期に本格栽培が始まった▼ぴんと上に伸びた葉が、ぐにゃりと地面に倒れてから1週間待つ。葉が変色し、まるで嵐が過ぎたような畑で玉が大きく育つ▼昨年、タマネギの価格が2倍近くまで高騰。国内では北海道、佐賀県兵庫県で約8割を生産。北海道の不作と佐賀県の出荷遅れ、中国産の減少で品薄に。今年は安定しているが、気象面のリスクは拭い切れない▼産地が西日本から北海道へ移る6~8月は特に出荷が減る。東北を補完産地にすべく、盛岡市にある国立の研究機関などが普及に動き出した。万能野菜の値上がりは痛い。東北のタマネギよ頑張れ。
 (私たちの)産業は発展したが、農産物の多くが自然の影響を受け、価格の変動が起きる▼そのために豊作すぎて生産物を潰すことがある。自然と価格の影響を受ける農家は大変である。この盛岡での試みが実を結ぶことを願う。
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