『#汚染源は調べられる?』<2023年6月10日（土）>
米軍基地が汚染源と指摘される有害物質PFASについて『金口木舌(230609琉球新報)』は思う▼成人の体の5～6割を占める水は生命の源。哲学者は流れる川の水を見て「万物流転」を唱えた。その水の中に自然では分解されない「永遠の化学物質」が混ざれば、いかなる影響を及ぼすか▼防衛省が国会で「確たることを申し上げることは困難」と▼政府は立ち入り調査、何年も実現していない▼過去に防衛官僚が「地元が基地への立ち入りを求め、汚染を浄化するコストを背負いかねない」と述べ、環境問題で柔軟な姿勢を取らないよう米政府に“ご注進”していた▼ドイツでは米軍基地に立ち入り調査し、米軍の費用負担でPFAS汚染を除去した。「確たること」を導くのは困難なことではないはずでは。
（私たちの）近くには米軍基地がある。そこから、どれだけの有害物質PFASが流れて、それを身体に入れているのか▼見た目はきれいな小川で、私たちは遊び、そこに住む生き物も多くいる。日本はまだ米軍の占領地であるのか、何もできないのか。この状態は永遠に続くのか。
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