『#権力欲に支配された生きざま』

『#権力欲に支配された生きざま』<2022年3月20日(日)>
 ロシアのウクライナ侵攻に『日報抄(22032新潟日報)』はトルストイ戦争と平和」を思う。▼ロシア国内を東進するナポレオン軍に対し、ロ軍総司令官クトゥーゾフは首都を明け渡す捨て身の作戦に。仏軍はそこで略奪の限りを尽くす。大火で寒さをしのぐ建物や食料を失う。厳寒に阻まれ大惨敗を喫する▼総司令官は「モスクワを失うことはロシアを失うことではない」と▼トルストイは彼こそ「ロシア国民の代表者」と称した。翻って、ウクライナ侵攻を続けるプーチン大統領はどうか▼軍事力を過信するあたりはナポレオンに近い▼哲学者ラッセルは著書「幸福論」で、ナポレオンの生涯を引き合いに〈だれも全能になれない以上、権力欲に支配された生きざまが、いずれ障害にぶつかることは避けられない〉と指摘。プーチン氏の未来を予言しているように思える。
 (私たちは)だれかの保身と欲望の拡大の犠牲になるのはご免である。今後も、ウクライナ人々の犠牲に続き、ロシアの人々がどのように苦しみを受けるのか。大切なものが戦火で失って行く。取り戻すことができない。この先も悲しみが続く。早く青い空と豊かに実った大地を平和を。
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