『#音楽の力』

『#音楽の力』<2022年3月30日(水)>
 辻井伸行さんらによるラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」に『有明抄(220330佐賀新聞)』は思う。オーケストラと一体となって迫ってくるフィナーレは圧巻。涙がにじんだ◆生まれた時から目が見えない。神様は視覚の代わりに「音感」という才能を与えた◆鍵盤に初めて触れたのは2歳の頃。5歳の時、旅行中に人前で演奏し、大きな拍手をもらった。この時から、ピアノは「心」をつなぐ手段となった(こうやまのりお『ピアノはともだち』)◆「録音テープを聞いて曲を暗譜する」という辻井さんは、「心の目」と指先が88の鍵盤全てを記憶しているのかもしれない◆ラフマニノフはロシアが生んだ偉大な作曲家の一人。音楽は時に生きる力を与えてくれる。ウクライナの戦地に辻井さんの演奏が響き、人々の心をつないでくれたら。そんな奇跡を願ったりする。
 (私は)狭い部屋の中で、辻井伸行さんのピアノ(佐渡裕ベルリンフィル)で、ラフマニノフピアノ協奏曲第2番を聴き、ブラボーと言えない今だが、平和な地にいることに感謝する。しかし、心が重くなる。それは、この曲のためか、ロシアのため現状か。
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