#そんな発言のために来たのか

『#そんな発言のために来たのか』<2021年8月7日(土)>
 わざわざ首相は来るのだ。『水や空(210806/長崎新聞)』は原爆の日の挨拶に広島と長崎を訪問することを思う。「県境を越える往来」は自粛の呼び掛けが続き、2年続けて帰省はお預けの夏。「なぜ」と問いたい人もいるかもしれない。6日の広島と9日の長崎の原爆の日菅義偉首相は県境を越えて東京からやって来る。特別扱いに一言言いたい気もする。だが、逆に、もしも首相が新型コロナ感染の拡大を理由に式典への参列を取りやめる-とでも言い出したら、私たちは猛反発するだろう。「ヒロシマナガサキは不要不急なのか」と。そんな環境下、いつも以上に厳しい視線が注がれている。黒い雨訴訟の上告断念で語った被爆者援護への思いは額面通りに受け取っていいか、核兵器廃絶への決意はどうか。「そんな発言のために来たのか」と被爆地を失望させないでほしい、と。
 (JN) 失望の連続。わざと失望させているのではないかと思いたくなる。昨日は、式典のあいさつの一部を読み飛ばした。「そんな発言のために来たのか」。長崎では大丈夫か。またどこかを読み飛ばすのか。言い間違えをするのか。そんな心配をしてどうする。
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#菅義偉首相
#長崎

*画像は、朝日新聞(2021年8月6日・夕刊)

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