#本はいつも世界へ

『#本はいつも世界へ』<2021年8月18日(水)>
 書店にて『あぶくま抄(210818/福島民報)』は思う。読書に誘う各社のキャッチコピーが目を引く。福島市の会社員は学生時代に出会った「青空は、史上最大の読書灯である。」(新潮社)との一文が忘れられない。夏休みの読書体験がよみがえる▼今年の一冊に、直木賞作家角田光代さんの短編集「さがしもの」(新潮文庫)がある。その中の一編で、孫娘に本の何が面白いのかと尋ねられた祖母が、こう語り掛ける。「だってあんた、開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろう」▼コロナ禍で旅行や帰省を控える夏が続く。家で過ごす時間を利用し、読書を楽しみたい。異国や過去を訪ねてみる。本はいつも世界へと通じている。
 (JN) 本は自分から人の世界に飛び込む「どこでもドア」である。書店で扉をちょっと開ける。良さそうな風景だと手に取り、手続きをする。しかし、その後は開けるのが時間がかかる。買ってきても積読から始まる。図書館の本は返却期限があり、優先される。積読は続くが、お楽しみはこれからである。
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