#姿も価値観も違う生き物たち

『#姿も価値観も違う生き物たち』<2021年8月22日(日)>
 新潟市新津美術館のフィンレイソン展で、ムーミンのデザインが人気。ことしはトーベ・ヤンソンの没後20年、『日報抄(210822/新潟日報)』はムーミンを思う。フィンレイソン社は、フィンランド最古のテキスタイルブランド▼黒い線で描かれた生地見本が目を引く。「ムーミン谷の冬」の一場面だ。春が来る前に冬眠から目覚めてしまったムーミントロールは「おしゃまさん」に出会う▼おしゃまさんは、こう語り掛ける。「雪って、つめたいと思うでしょ。だけど、雪小屋をこしらえて住むと、ずいぶんあったかいのよ」▼おしゃまさんには、ヤンソンの同性の恋人で生涯を添い遂げたグラフィックデザイナー、トゥーリッキ。ヤンソンは、自身の哲学をおしゃまさんに語らせている▼姿も価値観も違う生き物たちが、お互いを尊重しながら共存するムーミンの世界。ウイルス禍で疲れて、心が狭くなりそうな時に、ページをめくってみたい。
 (JN) ムーミン谷は多様な世界。ヤンソンの哲学をアニメを見ていたころは全く及ばず、小さな事件と仲間の有難さを毎週感じていただろうか。考え方というより、形や大きさの違うこの奇妙な世界に面白さを感じていた。
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