『#五輪もやっているし･･･』<2021年8月4日(水)>
日常なのに、『天声人語(210804)』は抑えられない人の心を思う。民俗学では日本の伝統的暮らしを「ハレとケ」で表現している。「ケ」は日常的な空間、「ハレ」は正月、お盆、祭など非日常的な空間。コロナ禍の今、「ハレ」ではない。しかし、「ケ」であるようにせねばならないが「ハレ」のような高ぶり。誰だって一日中テレビ中継にかじりついているわけにはいかない。旅行に出かける人たちからは「五輪もやっているし･･･」。政府は五輪による緩みがあるという前提で対策を立て、強いメッセージを発することではないか。緩んでいるのか首相官邸の空気か。「ハレ」が実現できるのは一体いつか。
（ＪＮ） 「ケ」の積み重ねの中で、「ハレ」を楽しみにしている庶民。もうこれが最後との緊急事態宣言はいつ本当になるのか。そんな心を揺さぶる五輪と「ハズレ」政策。私たちはよく我慢しているのではないかと思いたくなる。
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