『民は功績よりも未来に票を託すか』<2020年6月22日(月)>
都知事選について、1945年の英国総選挙を『筆洗(200622)』は思いだす。「欧州戦線の勝利から約2カ月後の1945年7月の英国総選挙でチャーチルの保守党は福祉国家建設を掲げるアトリーの労働党に敗れ、チャーチルは首相の座を追われる。国民は英雄の功績よりも未来に票を託したか。さて、東京都知事選である。・・・都知事として新型コロナウイルスと闘い、ごたついた場面もあったが、第一波をひとまず沈静化させたことが選挙に有利に働くという・・・英雄が敗れることはあり得るし、ましてや小池さんについてはコロナを制した英雄とはまだ呼べぬ。選挙戦を関心を持って見守りたい。小池さんにとってチャーチルとの験の悪い一致点をもう少し。チャーチルが負けた総選挙の投票日は都知事選と同じ七月五日らしい」。