『連呼さる責任という言葉、空疎に』

『連呼さる責任という言葉、空疎に』<2020年6月19日(金)>
 前法相の河井克行衆院議員と妻の案里参院議員が、公職選挙法違反の疑いで逮捕された。本日は各紙このことを思う。『春秋』は「もし私たちの税が、買収の原資になったとしたらやりきれない。政治資金の使途は不明朗で、キャバクラ代などに支出した例もある。あぶく銭と考えているのか。事件のもう一つの闇はここにある」と。『余録』は「憲政史上初とみられる国会議員夫妻の逮捕という運命の暗転だが、その転落の落差の大きさにはより大きな力がかかわっていよう」と。『筆洗』は「説明責任を言いながら、克行容疑者はこれまでに、満足な説明をしていない。思えば、政権を巡る疑惑や問題の中で何度も連呼された責任という言葉も、空疎になってしまった印象がある」と。
 (JN) この河合夫妻の行動は稀に見ることなのか。それとも同じようなことはあるが、世間の目に触れていないだけなのか。急に、この二人がやらかしたのではなく、実績が過去にあるから、当たり前のよう賄賂のバラマキをしたのではないかと想像してしまう。この情報はどこから漏れたのであろうか。1億5000万円という選挙資金を党内部でも面白く思っていまい。また、首相側がもう庇うことなく、切り捨てるのであろうか。空疎であり、空虚である。
#公職選挙法違反の疑い
#説明責任