『ローマ字でも同じ順にしようと文部科学相や外務相が言いだした』

『ローマ字でも同じ順にしようと文部科学相外務相が言いだした』<2019年5月24日(金)>
 姓と名の順序について『筆洗』(190524)は考える。「わが国の場合、中韓などと異なり、ローマ字になると、順序が欧米式にひっくり返ることが多い。ひっくり返す慣習は明治の欧化主義の時代に生まれ、定着したそうだ。ローマ字でも同じ順にしようと文部科学相外務相が言いだした。都道府県や国外の報道機関などに要請するという。日本式にする意義は分かる。ただ、長年の常識が、なかなか強固にみえる。急げば混乱もおきそうな『あべこべ』である」。
 (JN) 「あべこべ」は横書きもそうであったが、いつから西洋風になったのであろうか。ドアの開け閉めも、西洋と逆で、戸惑われると聞いたが、どうなのだろうか。明治維新より明治政府は一生懸命西洋化を図り、今がある。その西洋化に当たっては、日本の伝統を如何に残しながら、西洋文化を取り入れるか、悩まれたのであろう。その結果が、ローマ字で姓名を書くときは名と姓の順にした。西暦と和暦を使い分けているように、姓名も名姓と使い分けたって良かろう。それよりも、何で今更。この件、詳しい事情が分からない。

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