『作りすぎた場合にはご近所に分けて』

『作りすぎた場合にはご近所に分けて』<2019年5月20日(月)>
 「食べられる物が大量に廃棄される食品ロスの削減に向けて、ようやく値を下げる気になってくれたか」。『筆洗』(190520)は初鰹からコンビニ対策に。「<昼までの勝負と歩く初鰹>。・・・コンビニ大手のセブン-イレブン・ジャパンとローソン。消費期限の近づいた弁当やおにぎりを実質的に値引きして販売する方針を明らかにした。・・・問題はコンビニより家庭内の食品ロスの方らしい。・・・<初鰹となりへ片身なすりつけ>。・・・なすりつけるわけにはいかぬが、作りすぎた場合にはご近所に分けて食べていただくというかつての習慣が懐かしい。対策のヒントになるまいか」。
 (JN) 我々の生活は、何時からこんなに捨てる生活になってしまったのか。商売は、コスト中心。手間より捨てる。半世紀前を思い出すのは難しいが、こんなにごみを出していなかったはずだ。購入するときは、わが家庭の消費量で購入物の量を決めるのではなく、スーパーマーケットやコンビニの商品サイズに従っての購入。余りは出るし、プラスティック系の容器がゴミになる。それを気にするようになったのは昨年よりだ。それは愚かにも、在住する市がゴミを有料になり、ゴミの料を気にするようになったからだ。結局は、この商品経済の流れの中、安い方を選ぶ思考に浸かってしまっている。今回のコンビニの対策も同様だろうが、しないよりは良いか。大量生産、大量廃棄を根本的に考えることを個々の人々が考えよう。未来のためでもあるが、その前に自分たちのためである。

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