『両生類は40%超が絶滅の危機』

『両生類は40%超が絶滅の危機』<2019年5月8日(水)>

 <痩蛙まけるな一茶是に有>。『筆洗』(190508)は両生類の危機を思う。「世界で百万種の動植物が絶滅の危機にひんしており・・・犯人はだれかといえば、もちろん、人間である。・・・世界の陸地の75%が人間によって、改変された。<一茶是に有>。自分がここにいて応援しているのだから、負けるな。この問題に関しては、人間<是に有>のせいで動植物を絶滅へと追いやっている。同じ一茶でも<親雀子をかくせとや猫をおふ>が浮かぶ。追い払われるべきは猫ではなく、人間か。・・・社会、政治、経済などあらゆる分野での大変革が必要となろう・・・解決のために、人間<是に有>を見せたい」。

 (JN) 50年前と比べると、身近から生き物がずいぶん減った。そして、子供の遊ぶ声を聞かなくなった。蛙はもちろん、蚊、蠅、蝶々、蜻蛉、蝉、蟋蟀、飛蝗、蛇、蜥蜴、蝸牛、蜂、虻、蚯蚓、蛭・・・等、彼らには住みにくくなったのだろうか。あの頃は、彼らとよく出会ったが、本当にいなくなった。薬を撒き、生活圏の構造を変え、自然条件を変えていった。彼らは、生態系の変化の中で、生きて行けず消えていった。いずれは、この分だと、人間もいなくなってしまうのではないか。住みやすくしているはずが、住みにくくなり、地球を捨てることになろうか。まだ変えられるうちに、変えることができないか。

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