『巻き添えになるの「米国労働者」』

『巻き添えになるの「米国労働者」』<2019年5月11日(土)>
 「口笛を吹きながらバズーカ砲を発射する男」。『筆洗』(190511)は最近見た米国の漫画を紹介する。「武器には『関税』と書かれている。発射したのはトランプ米大統領。後ろにいたため巻き添えになる男の胸には『米国労働者』とある。・・・中国側にはそれが時限爆弾に見えるかもしれぬ。・・・祈る気持ちで行く末を見守る。漫画をもう一枚。巨大な竜(中国)と鷲(わし)(米国)が取っ組み合っている。そのあおりで、町はめちゃめちゃに破壊されている。町の名は『ワールドトレード』(世界貿易)である」。
 (JN) 現在の経済・貿易戦争の武器に未だに関税を使用しているトランプ大統領。遥か昔の大学での理論の上辺の理解であろうか。今や、世界は壁で区切って、そこでのやり取りをすることはできない。様々な壁は1980年代末に破壊された。人もものも瞬時に移動し、大きな商品の海の中で価値がつけられて流れていく。関税というシーラカンスは誰のために役に立つのであろうか。米国も中国も、日本もそうだろうが、20世紀の脳みその者たちはこの闘いから去るべきである。それをするのはそれぞれの国民だ。しかし、国民も20世紀の脳みそのままかもしれない。21世紀になっているのは商品経済だけか。街の人々はそこに果てるだけであろうか。
#関税
#米国・中国
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