『ジェームズ・ボンドは、やはりコネリーがよい』

ジェームズ・ボンドは、やはりコネリーがよい』<2020年11月2日(月)>
 初代ボンド役や「薔薇の名前」などの英俳優ショーン・コネリーさんが九十歳で亡くなった。『筆洗(201102)』は数々の役に想う。ボンド役について「原作者のイアン・フレミングは当初、コネリーさんが気にいらなかった。『必要なのはボンド役で、老いたスタントマンじゃない』。洗練されたスパイ役としては、当時のコネリーさんには少々野暮ったいところがあったようだが、映画のヒットに原作者も納得したそうだ▼おそらく、その野暮ったさが人間くさく、観客が共感しやすいボンドをこしらえたのだろう▼作家の池波正太郎さんが007映画の感想を日記に書いていた。「ジェームズ・ボンドは、やはりコネリーがよい」。同感である」。
 (JN) 007といえばショーン・コネリーである。日本も舞台となった「二度死ぬ」の時がショーン・コネリーであったこともあろうか。マスクは甘くなく、野暮ったいところがまた良かったのか。銀幕を半世紀以上、ご苦労様でした。ありがとうございました。
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