『人の証言は時間とともに変わっても、モノは変わりませんから』<2020年11月26日（木）>
「たった100年前なのに確かなことがわからない」。『天声人語(201126)』は、福島県立博物館の「新型コロナウイルス感染関係資料」の箱を紹介する。「箱には、美術展中止の案内はがき、疫病よけの妖怪アマビエの新作だるま。･･･『人の証言は時間とともに変わっても、モノは変わりませんから』と･･･同じような取り組みはほかの博物館や大学でも進む･･･『歴史とは明確にされた経験である』と米詩人ローウェル･･･わたしたちの経験は、1１世紀、２世紀後のコロナ回顧展でどう語られるだろうか。
（ＪＮ） この箱は、きょうも明日も役に立つことはなく、中身がどんどん増えていく。そして、倉庫の奥で眠り続けるだろう。それがいつの日か、未来の人々によって開けられて･･･。この箱の中に、あなたなら何を納めますか。私は、コロナで変質する人の心をこの箱に納めたい。
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