『決意はいつ』

『決意はいつ』<2020年11月5日(木)>
 まだ決まらぬ米国大統領選挙に各紙思う。『筆洗』は「明確な勝敗は定まらなかった。<冬よ/僕に来い、僕に来い>。あの詩は冬を堂々と受け止める決意の詩だった。どちらが当選するにせよ、分断の冬をどう受け止めるか。悲しいことに春の予感はしない」。『余禄』は「日本が近代の政治の作法を学んだ米国の民主主義だったが、いくつもの分断線がその一味和合を危うくする中で迎えた大統領選である」。『天声人語』は「分断の背景には人種や信仰、地域の違いがあり、溝は深まっている▼全く異なる二つの米国、そのどちらに転ぶかで世界も日本も振り回される」。『春秋』は「心強く感じるのは、おびただしい数の人々が選挙に参加し、民主主義を実践していることだ」。
 (JN) いまはバイデン有利の数値だが、どうなのか。まずは敗者がそれを認めるところから始まるのか。それが何時になるのか。この大騒ぎは新しい国家のお祭だろうか。アメリカの資本主義もアメリカの民主主義も、まだ若くエネルギーでいっぱいで、爆発しそうだ。何が常識なのかわからぬが、感情ではなく法の下で、ことを静かに終わらせてほしい。爆発しないようにうまく終わらせるのが現大統領の力である。
#米国大統領選挙
#分断
#近代の政治の作法
#決意
#民主主義

f:id:morningstar:20200617155420j:plain