『二正面の戦いを強いられる年の瀬』

『二正面の戦いを強いられる年の瀬』<2020年11月30日(月)>
 詐欺が多発する今、警察は対策を講じている。『春秋(201130)』は年末を思う。「警察の態勢の強化に、犯行も巧妙かつ手荒になっている気配だ。・・・実行犯らはSNS(交流サイト)で募られて、手口の指南役もいるらしいが、判然としない。特殊詐欺に暴力団が関与している疑いも出てきている。未知の感染症の猛威の中、高齢者はいっそう家にこもりがちになってしまう。ウイルスから身を守ろうとすることで、かえって犯罪グループの標的となる恐れが高まってしまうとは。統計によれば、1日に1億円近い金が詐欺集団に流れ込むという。こちらのクラスターも含め、二正面の戦いを強いられる年の瀬を迎える」。
 (JN) 景気の悪い年の年末は金銭関係の事件が多い。経済弱者の悲しい一面である。格差広がる現代社会でコロナによる影響は大きい。弱い者が親切そうに弱い者を騙し、操る強者は見えない陰で笑う。コロナウイルスは、姿見えず感染を広げ、弱者を追い詰める。1日1億円が正当な消費に使われるようにするにはどうすればよいか。いよいよ師走が目の前だ。
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