『送れ、送れ、どんどと送れ』

『送れ、送れ、どんどと送れ』<2020年11月28日(土)>
 現在進むGoToを見て、江戸時代の祭を『余録(201128)』は思う。「感冒がはやった折、『人々はわらで疫神をつくり、鉦太鼓を鳴らし、はやしつれて海辺にいたる』・・・『送れ、送れ、どんどと送れ』・・・『風邪の神送り』、やがて感冒流行の際の恒例行事となったが、・・・感染を広げる結果となったろう・・・落語では流した張りぼての疫神が夜の海の漁網にかかり、『弱み(夜網)につけ込む風邪の神』というオチがつく。感染症が知識の空白や医療体制の手薄さなど、人間の弱点に容赦なくつけ込んでくる・・・不思議なのは、人の移動を奨励するGoToトラベルへの政府の見直しの中途半端なことである。・・・よかれと思っての施策も、そこにもし過ちがあれば容赦なくつけ込む風邪の神である。今こそ人間の側がこの先のリスクの認識を共有すべきだろう」。
 (JN) ウイルスは人が運ぶ。人が集まれば、そこで伝染する。ウイルスの汚染地帯へ行くのか、汚染された者がウイルスを運ぶのか。その防御対策がなされれば、どこへでも好きに行って良いよとなろう。地上で宇宙旅行のように宇宙服を着るしかないか。皆がGoToストームトルーパー、旅行も祭もできる。
#GoTo
#風邪の神送り
#江戸の祭
#リスクの認識