『「カレーライス」の味わい』

『「カレーライス」の味わい』<2020年11月21日(土)>
 「誰かがぱっとお腹を切っちゃったって」11月25日が近づいてきた。美術家の森村泰昌氏は『あすへの話題(日経・夕201120)』で遠藤賢司の「カレーライス」を思う。「女と猫はちょっと甘いカレーライスが好きなのだが、『僕』は『うんと辛い』のが好きだ・・・思想信条や大義のために『お腹を切って痛い』ことをする。そういう身体を張って天下国家を論じて戦う、『うんと辛い』人生・・・主義主張にちがいがあれ、ともかく『僕』は惹かれている。・・・学生運動が挫折したあとの、男の若者が感じていた無力感や戸惑い・・・『カレーライス』は甘く辛く、加えて苦しみもあって、味わい深い曲なのである」。
 「カレーライス」・・・ニール・ヤング風であったろうか。けだるい曲、半世紀ほど前の曲だが覚えている。曲の内容より。カレー大好き、昼はカレー連荘だったろうか。50年前の11月25日は高等学校からの帰宅時の夕刊フジであったろうか、トップ記事に驚く。沈黙の疑問、三島由紀夫が何で? 肉体は消えたが、美輪明宏ではないが、その三島は今も生きているようである。カレーライスは辛い方が良いが人生はどうか?
#カレーライス
#お腹を切っちゃった
#天下国家