『ウイルス増長の秋冬』

『ウイルス増長の秋冬』<2020年11月9日(月)>
 「香川県の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生、飼育されていた約33万羽が殺処分される」。『余録(201107)』は旅する鳥に思う。「芭蕉に『病雁の夜寒に落ちて旅寝かな』がある。旅先で風邪にふせていた芭蕉が、湖に落ちる病んだガンの哀れに自らを重ねた句という。・・・シベリアからやって来るマガンなどの渡り鳥の病気と聞けば、思わず身構える現代人である。・・・濃厚接触による人への感染例もある鳥インフルだが、人から人への感染は極めてまれである。鶏肉や鶏卵を食べての感染の心配はない。ともあれ病鳥の哀れがわが身にもしみ入るウイルス増長の秋冬である」。
 (JN) 鳥たちは身近にいて、私たちの目を楽しませてくれる。鳥は自由であり、人間の引いた線とは関係なく活動する。そして、小さな体に小さなウイルスを入れてくる。この鳥の行動を管理することはできず、養鶏場の鶏たちにお土産を持ってくる。毎年の行動であるので、何とかならないのか。一方、私たち人間はGoTo渡り鳥でCOVID-19を広げないことを願う。
#養鶏場
#病雁
#渡り鳥

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