『マスクをつけて静かに会食を』

『マスクをつけて静かに会食を』<2020年11月22日(日)>
 コロナ感染防止と経済活動、『筆洗(201122)』は鍋料理に思う。「谷崎潤一郎泉鏡花が囲んだ鳥鍋・・・衛生に神経質だった鏡花はよく煮えてから・・・谷崎の方は健たん家で食べるのがとにかく速い▼『従って(略)私が皆食べてしまい、鏡花は食べる暇がない』・・・▼いささかの無理を承知でたとえるのならば、鏡花はコロナ感染を強く警戒し、経済は二の次。谷崎の方は感染の心配ばかりしていては経済が回らない・・・▼菅首相が『マスクをつけて静かに会食を』と・・・落語の小言幸兵衛のせりふ・・・『あくびをしながらものを噛もうったって無理なんだよ』▼・・・鏡花の警戒を優先すべきタイミングを見失ってはならぬ。よく煮えてから経済という鍋に手をつけるしかない」。
 (JN) 人が集まることで経済活動を活発にしようとする方法は、COVID-19が感染する環境を作り出す。わかりきったことである。インフルエンザウイルスの感染が長くに続くのであるから、今の経済構造のままで小銭を巻いて何とかしようということには無理がある。しかもGoTo経済効果は弱者を支援しているのだろうか。大鍋の時代は終わった。老いた権力者の発想から私たちは脱することができないか。鍋料理や宴会も、その姿を自ら変えて行こう。
#鍋
#コロナ感染
#会食

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