『#沖縄の願い』

『#沖縄の願い』<2022年4月27日(水)>
 復帰前には、沖縄と日本を、里子と親との関係になぞらえる人もいたと『金口木舌(220427琉球新報)』は、この50年を想う▼里子は、人権と平和を保障する親元の憲法に憧れ、ようやく戻った▼その親は子の面倒は見るが、在日米軍専用施設の7割を押し付ける。子がもう少し基地負担を減らしてほしいと▼50年前も今も変わらない。それどころか新たな国の「沖縄振興基本方針」では、沖縄の「自主性を尊重」の文言を削り、自立を阻む力を強める。他県が用途別にもらう費用を、沖縄は首相直属の機関から年間分まとめてもらうから「特別な予算」と誤解される▼地方自治や分権の確立が求められる時代。国と沖縄の関係を親子になぞらえることに異論もあろう。本来は対等の関係だ。であるならば、自立を求める沖縄の願いを、もう少し尊重してはどうだろう。
 (私たちは)なぜ、沖縄に米軍基地の負担をそのままにしておけるのであろうか。米軍基地が日本に必要であるならば、日本中に分散することであるが、なぜできないのか。政治家はその必要性を思っていないのか、できないのか、無視しているのか。日本が米国から独立していないのか。願いは遠いのか。
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