2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧
8月31日に『水や空250827』は思う▲中学生の文章に、思わずうなる。20日の「声」欄、宿題に追われた小学4年の夏の一日をつづっている。〈鉛筆をシャッシャッと動かす。速く速く。手はすっかり黒くなった〉▲〈全力で鉛筆をにぎった。夜、残りは数ページだ。あ…
トランプ大統領がインタビューで口にした言葉に『談話室250828』は思う▼極楽浄土は阿弥陀如来の居所である▼権力や財力のある者にとって、寺院や仏像を造立することが功徳の証しとなった。庶民は、一心に念仏を唱えれば極楽往生できるとされ、「念仏組」も下…
夏の甲子園で優勝した沖縄尚学高校の比嘉公也監督の言葉に『金口木舌250828』は思う▼戦後80年の節目の年に野球ができるのも「平和だから」。1941年末、米国と戦争が始まると高校野球は翌年から4年間「中断」▼米国発祥の野球も「敵性スポーツ」。さりとて野…
最近のラーメンに関する報告に『筆洗250827』は思う▼<ラーメンたべたい ひとりでたべたい 熱いのたべたい>(矢野顕子さん)▼評判のラーメン店へと向かえば、この夏盛りに店の前には長蛇の列。炎天も人々の<ラーメンたべたい>、暑さがかえってラーメンの…
アフリカ諸国とのホームタウン構想抗議電話が殺到したことに『余録250827』は思う▲長崎市がセントポールと日本初の姉妹都市関係を結んだのが1955年▲それから70年。姉妹関係は1800件を超えた▲4年前の東京五輪で千葉県木更津市はナイジェリア、山形県長井市は…
沖縄尚学高校の高校野球全国制覇に『余録250824』は思う▲県立首里高校には、「友愛の碑」と呼ばれる記念碑がある。米国統治下の1958年、沖縄勢として初めて夏の甲子園大会に出場した選手たちの持ち帰ろうとした甲子園の土、防疫上問題があるとして、船から海…
日韓両首脳会談に『筆洗250824』は思う▼知らない同士の2人が話をしているうちに1人が気づく。「君も同じなのか(You too)? ぼくだけかと思っていたよ」(『The Four Loves』)。友情はこんな具合に生まれるのだと、英国作家、C・S・ルイス▼同じ悩みはとり…
地球温暖化に『天声人語250824』は思う▼猛暑の昼下がり、少しは日陰があるかと裏通りへ。歩いているのは私しかいない。児童公園にも子どもの姿なく。聞こえるのはセミの鳴き声だけ▼「暑すぎて人間が外に出られない。沈黙の夏になりつつある」と永幡幸司さん…
和製英語に『大観小観250823』は思う▼SNSは全くの日本語。ソーシャル・ネットワーキング・サービスだ。ラインやフェイスブック、Xなどは、英語では「ソーシャルメディア」、SNSとは言わない▼和製英語の多さには驚く。特にIT関係に多い。「スマホ」のような略…
第9回アフリカ開発会議(TICAD)の開幕に『余録250821』は思う▲アパルトヘイト(人種隔離)時代の南アフリカに「名誉白人」扱いされた日本にとって93年の創設は戦後アフリカ外交の本格的なスタートといえた▲2050年に世界人口の4分の1を占めるアフリカ諸国は…
自民党内の風通しについて『あぶくま抄250821』は思う▼尋常と言えない酷暑に、民間では新たなクールビズの導入が始まっている▼東京都内のIT企業は大胆だ。ノーネクタイどころか、シャツの裾をズボンから出すスタイルを認めている。心地よい風が体を通り抜…
甲子園球場の全国高校野球大会に『日報抄250819』は思う▼カミュは、「異邦人」の中で、耐えがたい暑さを随所に描写。主人公ムルソーは殺人を犯してしまう。動機を「太陽のせい」にしたほどだ▼国内で気温が40度を超える日が続出した。熱中症で人が亡くなった…
昭和の夏が恋しい。『春秋250819』は熱海に思う▼いにしえに源頼朝や徳川家康も。明治の元勲に実業家に文豪。新婚旅行ブーム、昭和勢が懐かしむのは団体旅行や社員研修、広間を貸し切っての宴会。バブル以降は「オワコン」扱いもされたが、近年すっかり復活▼…
帰省に『有明抄250817』は思う◆雪の研究者の中谷宇吉郎は夏休み、大分・由布院へ。父親代わりおじさんに会うため◆おじさん夫婦の心づくしのもてなしを受け、1週間が過ぎ東京へ帰る日、おばさんは名残を惜しんだ。なのに、おじさんは「何処にいるのも同じこっ…
米ロ首脳会談に『天声人語250817』は思う▼ベーリング海峡の真ん中に、ビッグ・ダイオミード島とリトル・ダイオミード島があり、その間の距離4キロほどだが見えない違いがある▼両島の間に時差20時間もある▼ビッグはロシア領、リトルは米領。かつてはロシア領…
「トランプ関税」に『大観小観250816』は思う▼その大統領令とは一体何か?▼英語ではエグゼクティブオーダー。単なる行政命令。ただ、行政命令、行政機関はその命令に従わなければならない。とはいえ、大統領令は基本的に戦時のような国家緊急事態の際に発令…
『日報抄250815』は、今夏出版された中川右介さん著「昭和20年8月15日」を紹介▼岡田茉莉子さん、12歳に天皇の言葉は難しく「雲一つない炎天」は覚えていた。淡谷のり子さん、「虚脱したような空虚な静かさが、晴れ切った空と大地の間に満ちていた」▼小津安二…
お盆の時期に『有明抄250814』は暦を思う◆明治の初め、1年の暦を現在の太陽暦に改めた◆困ったのは年中行事。旧暦でお盆の7月15日ごろは、現在の8~9月に。農作業は終わり、稲の出来も見当がつく時期。炎天下、田んぼで仕事に励んだ農民にとって、ようやく一…
「ニュースを避けている」人の割合は増えていることに『余録250813』は思う▲NIEという取り組みがある。「教育に新聞を」の略称▲今月、神戸市で全国大会がり姫路市立豊富小中学校の公開授業があった。同じテーマでも書き方や見出しが違うのはなぜか。「記者や…
大阪・関西万博に『国原譜250811』は思う。最近、知人らに会った際の枕詞は「暑いなあ」と「大阪・関西万博行ったか」である。この二つが結びついて「行きたいけど、暑いからなあ」。訪れた人たちの感想は「リングの上からの眺めが素晴らしい」「入りたいパ…
山の日に『日報抄250811』は思う▼祝日法は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」と▼山への敬意といえば、「最後の宮大工」と言われた西岡常一さん▼法隆寺の解体修理や薬師寺金堂の再建などを手がけ文化功労者▼その信念を表す言葉、「堂塔建立の用…
猛暑に豪雨、厳しい気候に『天声人語(250810)』は思う▼夏休みの夕刻、庭の草花にじょうろで水をやる▼漢字で書けば「如雨露」。もともとは噴出を意味するポルトガル語jorroだったという説がある。雨露の如しとは、うまい当て字だと思う▼あまり広まらなかった…
被爆者アンケート(長崎新聞、中国新聞及び朝日新聞合同)に『天声人語(250809)』は思う▼3564人の声、その回答の一部を手にとって読むために「非戦」の碑が立つ長崎新聞の社屋を訪ねた▼<戦争に正義はありません>。<核兵器と人間は共存できない><次の被…
右派勢力が強まる欧州の元枢軸国を『大観小観(250807)』は思う▼20年程前、イタリアに住んでいたとき、取引先を訪問し、商談の後で四人(日本人二人、イタリア人一人、ドイツ人一人)でランチ。「枢軸国がそろったね」と話が弾んだ▼「われわれは敗戦国でもあ…
米原万里さんの『必笑小咄のテクニック』に出てくるジョークを『有明抄(250807)』は紹介◆国連が加盟国の国民にアンケート、「他の国の人々が食糧不足に苦しんでいる状況について、あなたのご意見をお聞かせください」。回答できない国が続出◆アフリカの国ぐ…
大リーグで話題となったバットに『天風録(250805)』は思う▲手にした打者がアーチを量産。英語名は「トルピード」▲「魚雷バット」。先端が細く、球を捉える中央部分が太い形状にちなむ。日本の選手たちも握った。使いこなせなかったのか、今は話題に上らない…
猛暑の熱中症対策を『金口木舌(250804)』は思う▼最近はニュースで「体温を超える暑さ」という表現を耳にする。人間の平熱が36度前後だとすると、40度に迫る気温はまさに「高熱」だ。兵庫県などでは今夏、40度以上の最高気温を観測した▼スポーツの現場でも熱…
カメラ、本、新聞、財布そして音楽がスマホ1個でほとんどできることに『国原譜(250804)』は思う。音楽を聴くのが好きな筆者は、生活費を節約してCDを買い集めた。収集歴約40年になるから、かなりの数になる。特技がなく自慢するものもないけれど、「このコレ…
学問の研究スケールに佐倉統氏(実践女子大学教授)は『明日への話題(250731日経)』で語る。例として梅棹忠夫を挙げる。スケールの大きな世界規模の文明論を展開する一方で、情報産業や女性の社会進出についての洞察は30年先をぴたりと予見。その原点はモン…
野党はきのう開幕した臨時国会で、暫定税率の廃止法案を7党共同で提出したことに『有明抄(250802)』は思う◆「とりあえずまあ、生ビールで」。合意を得やすい選択肢を「とりあえずまあ」と。前に進むための方策でもある。とりあえずは言葉を換えれば「先送り…