君の居場所はここにもある 240825

 電車中での女子高生の2人の進路の話しに『雷鳴抄(240825下野新聞)』は思う▼「県内の大学に進むつもり」という子に、国立大志望の子が「私は全国どこへでも行く」と▼「県外も選択肢に入れれば幅が広がるのに」などと説得、自分の仲間にしようと。「勉強するのはあなた。親じゃないでしょ。親ができるのはカネを出すことだけ」と▼本県の若者が転出超過。県は「県全体の活力低下につながる」として問題視し、歯止めを掛けようと躍起に▼要は1度県外に出たとしても、帰って来たくなる故郷にすること▼国立大志望というあの女子高生をこの夏、何度か電車で見かけた。1人の時はいつも、一心不乱に参考書を読んでいた。来春どこか遠くへ行ったとしても、君の居場所はここにもある。

 (私は)高校生の進路に思う。親の思いとしては口を出したい。でも、大切なのは情報の提供だ。学校も、親も、地域も、若者へのそれぞれの思いがあるが、広く世の中をみてもらい、そして故郷を考えてもらうことが大事である。地域の活性化のためにも、様々な経験を積んで地域に貢献しよう。大志を抱け!