令和の米騒動 240827

 コメの品薄に『天風録(240826中國新聞)』は思う▲「令和の米騒動」などと何を大げさなと感じつつ考え直した。7月の全国消費者物価指数でコメ類は前年より約17%上がった。20年ぶりの上昇率▲23年産米は猛暑のせいで収穫量が少なかった。一方でインバウンドの急増によって外食産業での消費が拡大。さらに今月8日には南海トラフ地震の臨時情報で備蓄する人が増え、品薄に拍車。買いだめの動きまで▲新米が出回れば品薄は解消されていく―。農林水産省はそう見込む。しかし仕入れ値の上昇に業者は気をもむ。この夏も猛暑だったため。しかも台風が近づいている。稲穂が心配▲大正の米騒動はやはりコメ値上がりから。暴動が全国500カ所以上で起きた。終息後に内閣は総辞職した。騒動を落ち着かせる仕事もやり遂げるよう、令和の内閣に望む。
 (我が)家では大飯食らいがいなくなったので、大量のコメは必要ない。また夫婦も年を取りそんなにもは必要ない。それでも、スーパーから米が消えていると聞くと、心配になる。美味しいコメは消えて行っても、玄米は大丈夫。焦るなかれ。躍るなかれ。値段を上げるなかれ。